医療データーベースの活用で医学教育も変わる

医師の診断に変わって、様々な症例の検査の結果や症状などを集めて医療データーベースにした人工知能(AI)を使おうという動きが出ています。

これによって医療も変化し、医学部での医師の養成も変わってくるでしょう。診断は医療データーベースに基づいて人工知能が行ってくれますが、それをどう患者さんに伝えるかと言ったことが重要になってきます。
また、告知を受けた患者さんの気持ちをどうサポートして支えるか、と言ったことも重要になってきます。
これらの能力の源となるのは、コミュニケーション能力でしょう。

患者さんは医師にもっと話を聞いて欲しい、もっと医師と会話を交わしたいと願っています。


人工知能では、患者さんと心を通わせて会話をするということや患者さんの気持ちに寄り添うということはできません。

これらの人工知能にない能力が、これからの医師には求められます。



そして、医療データーベースから漏れてしまった事項を、医師の触診や身体診察や問診からキャッチする能力も求められてくるでしょう。


検査データには現れない、わずかな兆候から疾患を見つけ出す能力です。

これからの医師は、検査をしてその検査結果の数字や画像を読み取るという感じではなくなってきます。
患者さんの表情や顔色、声、歩き方、皮膚の温度、触った時の柔らかさや硬さ、息の臭いなどの視覚や聴覚、触覚、臭覚などをフルに使った診察が求められてきます。

パソコンの画面を見て、数字や画像から判断する時代はもう終わりに近づいています。
これらの作業は、人工知能がやってくれる時代が来ているからです。
これからの医師は、人工知能ではできないこと、人間でしかできないことをやっていかなければなりません。



頭が良いだけの医師など、もう不要です。